☆成長曲線は、きれいな右肩を描くとは限らない☆ 2023.7.2
学力の向上は、右肩上がりとは限りません。
むしろ、すぐ結果が出るのはまれです。
なかなか結果が出なくて、もどかしいことでしょう。
ほとんどの場合、なかなか結果が出なくて、あるとき急に結果が出ます。
学生たちの思い描く成長曲線は「右肩上がり」を想像しています。
漫画ではよく登場する光景です。
まっすぐ右肩上がりの線は、理想的な成長ですね。
しかし、受験勉強では右肩上がりで伸びることはまれです。
急に伸びたと思ったら、次の瞬間は急に落ちます。
また伸びたと思ったら次の瞬間には、また落ちます。
波を描いて、全然進歩がないように思えます。
学力の向上がなかなか成績の結果に表れず、勉強を投げ出したくなるでしょう。
考えても見てみましょう。
高校・大学受験の試験範囲というのは、中学校・高校3年分です。
それだけ広大な試験範囲を、ひととおり目を通すだけでも時間がかかります。
しかも1つの教科だけ集中できればいいですが、複数の科目を勉強しなければならない。
しかも、人間ですから忘れます。
覚えては忘れ、覚えては忘れという繰り返しになりそうですが、膨大な復習でカバーします。
それだけ勉強してもテストに出るのはほんの数十問。
あるときには勉強し終わった範囲から出題されたり、あるときはまだ勉強していない分野から
出題されたりと波があります。
得意な問題が出るときもあれば、苦手な問題が出るときもある。
だから、成績は波を描きます。
結果が急によくなったり、急に悪くなったりする繰り返しで当たり前です。
諦めず、その波をしばらく続けてください。
「結果には時間がかかるもの」であることを知る時期です。
すると、波を描きながら、少しずつ右肩上がりになっていることに気づくことでしょう。
波線が右肩へと上がります。
勉強を続けていると、勉強が終わった範囲が増えて、だんだん点数が取れるようになります。
「そういうもの」とわかるだけでも、成長ありです。
すぐ成果が出なくても、くよくよする必要はないのです。
波を描きながら、右肩に上がることを知る。
北九州市八幡西区折尾個別指導「オアシス学習塾」