☆中学生の勉強の仕方☆ 2025.5.14
①中学生の勉強の仕方は主に3つ 暗記・思考・計算
勉強の仕方がわからないという中学生のために、
まずは中学校の勉強とは何かについて解説します。
実はどの教科も、暗記、思考、計算の3つの問題にわかれます。
暗記というのは、文字通り覚えているかどうか。
思考というのは、覚えている知識を使って応用できるかどうか 。 (言い換えると、考える力のこと)
計算は、数学や理科にある計算問題です。
どんな教科であっても、このどこかに属する問題or
これらが組み合わされた問題なのです。
国語・英語・社会は暗記と思考、数学と理科は3つ全て
例えば国語の場合、漢字は覚えるだけなので暗記です。
長文読解や文法は、暗記と思考が合わさった問題です。
基本的なパターンを覚え、それを活用して解いていく問題だからです。
英語も国語と同じで、英単語は暗記です。
長文読解や文法問題は暗記+思考です。
社会は9割暗記です。地理でグラフを読み解く問題などは思考です。
数学と理科の場合、単純な計算問題は計算です。
応用問題は、計算と思考が合わさった問題です。理科の語句を覚える問題は暗記です。
このように、5教科全て暗記、思考、計算の3つが組み合わさってできているのがわかると思います。
②効率よく物事を覚えれば9割できたようなもの
では、暗記、思考、計算の中で最も大事な勉強はどれでしょうか?
現在の中学生の場合、暗記が最重要です。
なぜなら、中学校の定期テストの問題の9割は、覚えるだけでできる問題だからです。
大学のセンター試験が撤廃されたことにより、少しずつ思考の割合が増えていくことは事実です。
しかし、すぐに定期テストの作り方を変えることはできないので、
この先10年間は暗記の割合が高いままだと思います。
そこで、勉強の仕方がわからない中学生の場合、最初にやるべきことは
「効率よく語句や解き方を覚えられるようにする」ことです。
では、どのような勉強方法を行えば、効率よく語句や解き方を覚えることができるのでしょうか?
色々とテクニックはあるのですが、最初に意識するのは次の2つです。
暗記の基本は「問題集を繰り返すこと
よく「覚えたことをすぐに忘れてしまうのですが」という相談をいただきます。
実は物事を忘れるのは、人間として当然のことです。
人間は、生活しているだけで様々なものを見ます。
それを全て覚えていたら、すぐに頭がパンクしてしまうからです。
そこで人間は自然に「1度しか見ていないものは忘れ、
複数回見たり聞いたりしたことだけ記憶する」ようになりました。
この理論がわかると、「物事を覚える方法=繰り返し見ること、聞くこと、書くこと」だ
というのがわかると思います。
そこでどの教科の勉強でも最初にやってほしいのは、問題集を繰り返すことです。
繰り返すことで脳みそが「この知識は重要だ」と判断するため、覚えることができるからです。
書くよりも先にやるべきことは、読むこと
問題集を繰り返すだけなのに、多くの子は語句を覚えることができません。
それはなぜでしょうか?答えは「時間が足りない」からです。
現代の中学生は本当に忙しいです。学校に行って授業を受けるのはもちろん、
朝と夕方に部活をしたり、夜には友達とLINEをしたりしないといけません。
そんな中で、勉強もしないといけないのです。
つまり、時間がなくて問題集を繰り返すことができないのです。
ではどうしたら、時間をかけずに問題集を繰り返すことができるのでしょうか?
ポイントは「書かないこと」です。
語句を書こうとすると時間がかかるため、最初は口に出す形で繰り返すようにしましょう。
ある程度頭に入った後で書いていったほうが、効率よく覚えることができます。
国語、社会、数学、理科、英語の細かい勉強テクニック
ここまでに伝えたように、効率よく問題集を繰り返していくことが、
成績を上げるために行う基本的な勉強方法になります。
ただ、もう少し細かいテクニックがあるのも事実です。
例えば国語の場合、長文読解の解き方や漢字を覚える方法は、
これまでに説明した方法とは若干異なります。
また、数学の場合、わからない問題が出てきたときの
解決方法や応用問題の解き方なども、若干違います。
もっと楽に定期テストの成績を上げたい場合は、
さらに細かいテクニックを具体的に学ぶ必要があるでしょう。
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