☆高校受験の推薦基準☆ 2021.12.19
「どうしたら高校受験の推薦ってもらえるの?」
「なんで、あの子は悪さしているのに推薦もらえるの?」
と悩んでいないでしょうか?
まず最初にお伝えしたいことは、「推薦が落ちても実力で合格を目指そう」ということです。
なぜなら、推薦で合格した子というのは、95%の確率で合格後に勉強しなくなります(笑)
これは仕方がないのですが、勉強しなくなると高校進学後に絶対に苦労します。
それを考えると、現在やる気を出して勉強しているなら推薦が落ちて良かったと思います。
とはいえ推薦がもらえる基準について気になるところだと思いますので、お伝えできる範囲でお伝えします!
高校入試の推薦基準は主に3つ
高校受験の推薦基準は、当道府県や受ける学校などによって、異なります。
ただ多くの学校で主に3つの基準があります。
この3つの基準をすべて満たすと推薦がもらえる学校もあれば、一つ満たすだけでもらえる学校もあります。
飛びぬけた実績があるかどうかの判断方法
私立高校のスポーツ推薦などはこのジャンルに当てはまるのですが、
何かの分野でとびぬけた実績があると学力が低くても推薦がもらえることがあります。
これは相手の私立高校から、「絶対に合格させるから推薦を出してほしい」と校長に要請があるからです。
レベルとしては、最低でも県大会、基本的には全国大会出場レベルです。
ただ上記のようなケースはかなりレアで、基本的にはずば抜けた実績があっても
内申点などが低いと推薦が出せないケースが多いです。
内申点はどれくらい必要?
公立高校の推薦がもらえる子はこのケースが多いのですが、
内申点が受験者の中でトップレベルに高いとその学校の推薦がもらえることがあります。
A高校を一般入試で受けてくる子の内申点が30から37くらいだったとき、
37以上の内申点があるとA高校の推薦がもらえるという感じです。
私立高校や工業、商業高校の場合は、ずば抜けた内申点がなくても
「単願」で受けるという意志を出せば推薦がもらえることもあります。
学校での態度が悪いと推薦はもらえない?
内申点やずば抜けた成績があっても、学校で問題行動を起こしていたら高確率で推薦は否認されます。
問題行動の基準は学校によって異なります。
ただほとんどの場合、
- 授業態度が悪い
- 欠席日数が多い
- 提出物が出ていない
- 非行などをしている
などがあると推薦がもらえる可能性は低くなります。
問題行動が多くても推薦がもらえる子がいる本当の理由
まれに、学校を休みがちなのに推薦がもらえる子もいます。
この場合、おそらく学校のレベルが低いのだと思います。
言い方悪いですが、偏差値が低い学校に行く子はどうしても学校を休む回数が多かったり、
友達とのけんかが多かったりします。
※全ての学校がそういうわけではありません。あくまでも傾向の話です。
すると、こういった高校の推薦基準はかなり低くなります。
通常10回以上欠席したらダメという推薦基準であっても、30回以下ならギリギリOKみたいになります。
学校によって推薦基準は大きく異なるので、
推薦がもらえなかったことが不服なら一度学校に問い合わせをしてみると良いと思います。
【結論】高校入試の推薦をもらうための2つの戦略
これらの流れを踏まえ、実際にどういったことを頑張れば高校入試の推薦が貰えるのか解説します。
まず、絶対にやらないといけないことは、学校での態度を良くすることと遅刻や欠席日数を減らすことです。
どれだけ、学力やスポーツの能力が優秀であっても、
学校での態度が悪かったり、遅刻や欠席が多いと推薦はもらえないからです。
この2つを押さえた後、あなたの得意な分野で努力をすると良いです。
具体的には次のどちらかで推薦がもらえるように頑張りましょう。
スポーツ、芸能、文化活動、特殊活動で実績を残す戦略
あなたが今部活動やクラブチームでスポーツを頑張っているなら、
最低でも市内大会で優勝し、地区大会に出場しましょう。
メンバーに入っていれば、これだけで市内の学校の推薦条件に引っかかる可能性があります。
もし地区大会でも上位に入り、県大会まで出場することができれば、
そのスポーツで全国大会出場を狙っている県内の学校の推薦条件に引っかかる可能性が高いです。
これはスポーツ以外の分野でも同じです。
例えば吹奏楽を行っているなら、できるだけ上の大会で金賞を取る。
書道やピアノを習っているなら、有名なコンクールで入賞する。
こういった実績を積んでいくと、推薦が貰えるようになります。
どうしてもこういった実績がない場合、
ボランティア活動や留学経験などの特殊活動をするのもありです。
学校によっては、推薦をもらえる可能性があります。
今あなたが3年生であれば、一度お父さんお母さんと相談して、
過去にこういった受賞歴などがないか調べてみてください。
内申点を他の子以上に上げて成績で獲得する戦略
スポーツ、芸能、文化活動などの分野で実績が出せない場合は、
成績を上げて推薦をもらうのが良いです。
具体的には、内申点を上げるということです。
あなたの行きたい学校に進学する子が、内申30~35くらいの子がいく学校の場合、
35以上の内申点があれば、成績優秀という基準で推薦をもらうことができるからです。
ではどうしたら、内申点を上げることができるのでしょうか?
一つは目の前の定期テストの点数を上げることです。
通知表の評定の7割は、定期テストの点数で決まるからです。
まずは、定期テスト対策から始めていきましょう。
もう一つが、定期テスト以外の部分で内申点を上げることです。
具体的には、授業態度、提出物、学校での行動などを工夫して、
先生からの評価をアップさせるという戦略です。
定期テスト以外の部分なので、内申点としては3割ほどの割合にはなるのですが、
ここも併せて対策をしていくとさらに効率よく内申点を上げられます。
その結果、推薦をもらえる確率が大きく上がります!
【保護者向け】推薦がもらえなかったときの子どもの心のケア方法
私のような指導者の立場からすると、推薦がもらえなかった=良かったね!という気持ちになります。
しかし子どもは「自分だけもらえなかった」と感じると辛い思いをします。
ではもし推薦がもらえなかったとき、親はどういったフォローをすれば、良いのでしょうか?
推薦は取れなかったけれど、高校を選択する幅が広がったという話をお子さんにしてみましょう。
このフォロー方法は、非常に有効な方法になります。
なぜなら推薦が出なかったことをポジティブな結果に切り替えているからです。
こういったときは、
- 落ちてしまったことは悪いことではない
- 一般入試に向かって頑張ろう
という声掛けをしてあげてください。
本当に悪いことではないので、気持ちを変えてあげることが、親として一番大事なことになります。
ここで間違ったケアをしてしまうと、子どもは受験に対し一気にやる気がなくなります。
次の高校に気持ちを切り替えることもできなくなるので注意しましょう。
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